2005年10月04日
原爆ドーム ( 広島県 )
昨日は曇っていて雨もパラパラ降ってきていたので、昨日見た原爆ドームは、雨に濡れてどこかしら悲しそうな表情をしていた...
今日は天気がいい。今日の原爆ドームは晴れやかだ。語弊を恐れずに言えば、現代美術作品のような、誰かが作ったピースを伝えるアートなモニュメントのように、平和な広島の中心にある。この感覚は何なのだろう。ここに来るまでは、原爆ドームを前にしてどんな悲しく寂しい感覚になるのかと思ったが、いざ前にしてみると、原爆の悲惨さとかはあまり感じられない。身内に被爆した家族とか知り合いがいないので、直接的な感覚として分からないからかもしれないが、原爆の悲惨さが伝わってくるというよりは、今がとても平和であるという事が伝わってくる。
岩国市はギスギスした感じがあったが、広島に近づくにつれて、平和感がどんどん高まってくるのが分かる。人も町もみんなゆっくりとした感じで、とても平和だ。子ども達は好奇心旺盛で、のびのびと悪戯している。
僕たちが歩道を自転車で走っている時に、横の店の駐車場から車がひょいっと出てきて車道に出るチャンスを伺っている、という場面は今までも幾度となく繰り返されてきた。車の鼻が歩道に突き出ているから、自転車の僕たちはその車を車道または駐車場の方へ迂回して通らなければならないのだが、広島の車はバックして歩道に突き出た頭を下げてくれる。横断歩道でもタクシーが道を譲ってくれる。最近では広島と同じようにバックして下がって歩道のスペースを空けてくれるのは宮崎県で、バックせずに逆に車を前に出して車の後ろに僕たちが通るスペースを作るのは大分県、福岡はそもそもこちらを見ていない事が多い。
広島市の街は平和記念公園を中心として、緑が多くて、川辺で会社員が弁当食べていたり読書していたり。随所にある平和を祈るモニュメントの前には千羽鶴が置かれている。あの千羽鶴は途切れる事なく置かれているのだろう。街にはいつでも千羽鶴が目のつく所にあるのだろう。時間の流れがゆっくりな感じで、観光客も多いが、観光客もゆっくりしている感じだ。
運転のマナーについて言えば、市内に路面電車が走っている事も影響しているのかもしれない。市内は路面電車優先で運転しているだろうから、道を譲る事が日常になっているのかもしれない。そんな風景が重なって、広島市内には、とても平和な空気が流れている。原爆ドームを前にして、そんな気持ちになったのも、ドームそのものが、今は原爆の悲惨さを伝えるためのものとしてではなく、現在が平和である事のイコンとして、そこに残っている感覚が感じられたからかもしれない。
見た時の天気や自分の気持ちも関係あるのでしょう。みほが行った時も雨で、しかも急いでいたので、あまりきれいだとか平和だとか考える余裕がなかった気がします。
Posted by: みほ : 2005年10月06日 19:19何事でも与える側と受ける側の気持ち次第ですね。
Posted by: 亮 : 2005年10月08日 18:51