2005年09月15日
さつまいも畑
鹿児島の道路脇の畑にはやはり、サツマイモが植えられている...
それでも昨今の焼酎ブームで、芋が足りないらしい。薩摩芋といってもいろんな種類があって、スーパーに行っても何種類か置いてある。焼き芋でよく見る、皮が紫で身が白黄色のものだけでなく、逆に身が紫色のもの、皮も身も白いもの、太いもの細いもの、長いもの短いもの様々だ。
朝風呂も疲れないほどにさっぱりと上がって走り出す。いよいよ宮崎県へ。ところで宮崎県といえば何?あまり思いつかない...
走って日南市の運動公園へ、今日はここで寝よう。東屋を見つけて今日も暑くて疲れたねーっと座っていると、早速地元の麦わら帽子を前篭に入れた自転車の人が話し掛けてくる。と思ったらいきなり、「今日ここで寝るの?」「はい...」「じゃあ向こうに事務所があるから、そこで住所氏名書いて」と言う。何か嫌な感じ。二言目で住所書かせますか?
ここの管理人かと思ったら、話をしてみるとそうでもないらしい。彼の言い分によれば、「最近はこのあたりで財布とか無くなったりする事があるみたいだし、もし盗まれた時にもすぐ対応できるし。」と言う。うーん、意味わからん。それは私達が被害者になった時の事ですか?もしかしてもしかして加害者になった時の話ですか?この運動公園で誰かの財布が無くなったり何かトラブルがあったら、もしかして私たちが一番最初に疑われるのかな?
ちょっとカチンときたので「書いたからといって財布が無くなったら保障してくれる訳でもないでしょう?利用者は住所氏名を書くそういう決まりがあって、事務所にその用紙があるんですか?」「いやそういう用紙とかは無いけど、言えば何か紙を用意すると思うから」うーん、裏書きしろという事か?念書でも書けばいいのか?
「あと、ここでは火は使えないから。火使ってないか時々見回りに来るからね」(訛っていたので正確には分からないが私たちはそう解釈した)何かすごく失礼で嫌な感じ。まぁ善意で言ってくれたと思うことにしよう。
僕たちのような旅の人を見たらまず一言目は「どこから来たの?」だろう。そしたらこちらは「千葉県千葉市から来ました」と答えるから次は「ずっと自転車で?へぇー!ここまで何日かかったの?」「今日で4ヵ月くらいです」「4ヵ月も!どんなルートで来たの?」「昨日はどこに泊まったの?明日はどこまで行くの?」「ずっと野宿で?」「タイヤは何回変えた?パンクは何回した?」「仕事は?学生さん?」「うちの姪っ子も千葉の四街道にいるのよor俺も昔は千葉に出稼ぎに行ったもんだ」「親は心配してるでしょう?」「(彼女の方には)よく親が許してくれたね」「ご両親は健在?なら安心ね」「うちの息子も自転車で北海道に行ったのよ」「今は携帯もあるしコンビニもコインランドリーもあるから安心ね」「資金はいくらくらい?」「お風呂はどうしてるの?」「たくさん荷物積んで重そうだね」「一番良かった所はどこ?」「今しかできない事だね」「私たちが子どもの頃はこんな事は出来ない時代だったよ」という流れで話を進めるのが普通だろう。これが
普通に交わされる会話。いきなり二言目で個人情報をがっしり取るな。たとえ書いたてしても、書くのはたやすいが、その個人情報はどのように保護されるのだ、個人情報保護法案。
地元の人として、この地域の治安や風紀を守るというのは分かるよ、よく分かる。言いたい事も分かる。しかしこちらもそう見られないように挨拶とか気をつけてるし、このような場所での行動やコミュニケーションにも気を使っている。ゴミだって絶対に散らかしたり捨てたりしない。そんなのは旅で一番気をつけている事だ。地元の人間ではない不審者と思ったのだろうが、いきなり二言目に住所氏名をチラシの裏に書かせるか?なぜ最初から疑心で接するのか?日南市はそんなに治安が悪いのか?そんな人が多いのか?
日本はいつからそんな風になったのだ?まず疑いありきなのか?日本各地の旅の先輩方の話を聞けば、昔の旅人は民家でも善意でよく泊めてくれたし、テントだって小学校の校庭にも張った、運が良ければ学校の宿直室にも泊めてもらえたし、お寺ででも寝れた。
しかし今は、小学校の校庭にでもちょっとでも踏み込んだら、すぐに通報される勢いだ。すごく住みにくい社会だ。ギスギスしてる。
自転車のそのオヤジはチラチラこちらを振り返りながら向こうに行ってしまったが、なんか嫌な感じ。昔、ここで何か事件でもあったのだろうか。管理人ではないオヤジはうるさかったが、別にここの正規の管理人は何も言わない、スルーしてくれる。居心地が悪いので、ちょっと場所を変えて野宿。
2005/09/14
走行距離65km
積算距離13394km
鹿児島県大崎町→国道220号→宮崎県日南市
鹿児島の米
今日も走ってもなかなか進まず、ダラダラ上りに単調な道、走ってると飽きてくる...
道の駅に温泉が併設されている所があるようなので、そこまで行こう。着いてみたら温泉は定休日だった。だったら明日、朝風呂に入ろう。
夕飯の買い出しの途中、声をかけられ、自分達が食べる分は田んぼで作っているというお米と今日の夕飯に作ったという鳥手羽のさっぱり煮をいただく。感謝。道の駅で夕飯を作っていたら地元の人が来て、自分の所で作っているというミカンや卵をいただく。また別の人が来て、今度は飴玉をいただく。感謝感謝。
今日は頂き物が多い日だった。やはり自分で、食べ物を作ったり採取できるという事は素晴らしい事だ。自分の食べる分は自分で賄える、生きる基本。お百姓さんはすごい。
2005/09/13
走行距離27km
積算距離13328km
鹿児島県鹿屋市→国道220号→鹿児島県大崎町
2005年09月14日
白くま
昨日は久しぶりに走ったからか、今朝起きても体がだるい...
垂水市内中心部は外見では台風被害はないようだ、普通の生活が送られている。しかし見えない所での被害はあるはず。垂水ではミネラルウォーターや温泉水を売っている所が多い。有名なのは財宝温泉水だろうか、毎日飲む健康のための温泉水、市内でもいたる所で売られている。垂水という名前からして、もともと何か「水」に関する話がある地域なのかな。中越地震の時にも、この財宝温泉の水が救援物資として、たくさん届けられたのを覚えている。その「水」によって今度は垂水自信が被災している、やるせない。
佐多岬は行かないことにした。山だし疲れそうだし。大隅半島を横断する道を行くことにする。昼は猛烈に暑い暑い。太陽の光が肌に突き刺さり、どんどん体力を奪っていく。今日はタンクトップで肩を出して走っていたが、暑すぎるのでタオルで肩と首の後ろを守りながら走る。道もアップダウンでなかなか進まない。
鹿児島といえば「白くま」、かき氷に練乳と小豆とパイン、ミカンなどがのっている、鹿児島ではポピュラー。鹿児島市内には白くま専門店とかある。写真はスーパーで売っているカップアイス。右側は100円、左側は200円、同じメーカーのもの。分量はほぼ同じだが、値段は倍、その違いといえば容器の形と真ん中にチェリーがトッピングされているかどうか。パインやミカンや小豆は同じ缶詰系、違いはない。200円の方がやや氷の粒が細かくて舌触りが柔らかいかも、氷の溶け具合いも、右のはすぐ溶けて水っぽくなってしまうが、左のは氷持ちがいいかも。味はそれほど変わらない。
2005/09/12
走行距離29km
積算距離13300km
鹿児島県垂水市→国道220号→鹿児島県鹿屋市
2005年09月12日
潰れた軽トラ
家が無い集落をつなぐ道路には土木砂が溜まっているが、家々が建っている集落では、生活用品が流されている。土砂で流されて倒れたのか、何かの下敷きになったのか、軽トラックが無残にもペチャンコだ。商店の陳列棚のような物も見える。もしかしたら、この土地には家が建っていたのかもしれないが、跡形も無くなっている。選挙の掲示板だけ直したのか、きちんと建っている。
台風14号災害
フェリーは朝7時に鹿児島港に到着、久しぶりに九州に帰ってくる...
鹿児島から沖縄に発ったのはいつだったか、何か懐かしい感じがする。数えたら約3週間ぶりみたい。
桜島をずっと右手に見ながら国道10号線で時計回りに鹿児島湾沿いを走る。今日は朝早くから走っていたので、予定では垂水市あたりまで行けるだろうか。テレビはほとんど見てないが、九州は垂水市をはじめ、日本各地で台風14号の被害が出ていることは何となく知っていた。このままのルートで走っていけば、その垂水市を通過する。
垂水市に入ってすぐ、道路脇に砂が溜まっている箇所がいくつかある。あぁ、けっこう山からの水が道路脇を流れたんだなぁと思っていたら、牛根という集落のあたりまで来ると、その砂や土の量がどんどん多くなってきた。看板によれば、この先では交互片側通行をしているという。
さらに進むと山根麓という場所だろうか、これはひどい、歩道や道路には泥や砂や土が山積みにされていたり、家々の塀は流れた土砂の痕として二色に分かれており、その位置まで水が来た事がうかがい知れる。家屋の一階が泥だらけだったり、床上浸水したのが解る。さらに進むと、流れて来た木々や壊れた家具、潰れた車まで、まだ片付けられずに道路脇にある。水災害の恐さ。国道でこの様子だと、もっと山に入ったところは、もっともっと被災してるのかも。
地震災害と台風災害が違う事は、前もって天気予報などで来る事が分かる事だろう。台風が来る事が分かっているから、その対策は出来るのだが、人間が施した対応策よりもさらに自然の威力はすごい。自然には勝てず、為す術が無くなってしまう。もう安全な場所に逃げるしかない。
この辺りには、土石流危険区域という看板があちこち立っているし、地図を見ても等高線が密になっていて、実際に道路の後ろは急な斜面の山だ。ただし、道路脇のその法面はきちんとコンクリートで土砂崩れや落石が起きないように表面は固められているし、落石防止フェンスもしっかりとある。それでも危なそうな所は半トンネルになっていたり、土石流が流れそうな川や清水の流れている所は、きちんと防砂ダムみたいに段々の構造物が施工してある。予め前持ってきちんと調査して計画的に防災対策をしている地域に見える。しかし自然の威力はすごい、そのコンクリート打ちやフェンスもろとも押し流して道路を埋めている箇所もある。
家々が立っている集落では、集落の中でも低い土地に立っている家は土砂の流れ道になり、その被害は大きい。ほんのちょっと離れた、わずか2メートルくらい高い土地に建てられた家は被害が無いようにも見える。
もう既に水は引いているが、山から流されてきた木々や土砂はまだまだ処理できていない。至る所で重機が動いていて、フォークリフトで土をダンプに載せている。地元の人だろうかボランティアだろうか、その脇でスコップで重機の入れない所を片付けている。土砂で一階が使えなくなった家の前にはお婆ちゃんがぼーっと座っている。
台風が去って天気のいい日が続いたら、土砂の水分が蒸発し、今度は土埃がひどい。車やダンプが通る度に、辺り一面は土埃りが舞い上がり、向こうが見えなくなる。僕達も口と鼻をタオルで覆い走るが、すぐに全身砂まみれになる。
垂水市の中でも、僕たちが見たところ、その牛根辺りが被災しているが、市内中心部は被害は無いようで、まったく普通の生活をしている。公園で野宿したが、水道もちゃんと出たしトイレも使える。
中越地震の時もそうだが、被害の大きな所と被害が少なく普段の生活をしている所、それがすぐ近くで隣り合っている。同じ地域なのに被害に差が出る。こっちの家は助かって、こっちの家はダメになる。自然の仕業とはいえ、やるせない。
2005/09/11
走行距離83km
積算距離13271km
フェリー・クィーンコーラル8→鹿児島県鹿児島市→国道10号→国道220号→鹿児島県垂水市
2005年08月21日
フェリーで沖縄へ
フェリーの出航は18時、17時過ぎくらいまでに自転車を船に載せればOK...
時間まで市内をぶらぶら、特に図書館でだらだら。船内で食べるのを買い出しとかしてたら雨ザーザー、出航時間が迫ってきてるので雨装備せずに走りびちょびちょ。
船出発、鹿児島新港を離岸。明日にはもう沖縄。
2005/08/19
走行距離10km
積算距離12702km
鹿児島県鹿児島市→マリックスライン・クィーンコーラル号船内
桜島
目の前の鹿児島湾(錦江湾)には桜島がぽっかりと浮かんでいる、今でも噴煙を上げているのは南岳と言うらしい...
海沿いを走って鹿児島市内へ、車が多くて歩道がなくてなかなか走りにくい道、アホな名古屋ナンバーに幅寄せされ危ない目に。
鹿児島から沖縄へフェリーで渡る予定、フェリー会社の窓口に行って空いているか確認、今日の便は難しいらしいので、明日の出航にする。窓口まで行ったけど予約は電話でするらしいので、フェリー乗り場の待合室から電話、無事に席が取れた。マリックスラインのクィーンコーラル号、もちろん2等席の雑魚寝である。片道で旅客2等13200円+自転車2520円らしい。ここでローソンへ行き情報端末ロッピーで、交通→フェリー→沖縄とかで交通チケットを調べるとちゃんとマリックスライン沖縄行きのチケットも登録されている。この端末で旅客2等だけ購入するとJTBの前売り扱いみたいになって、正規13200円のところ11800円とか1割引きで買える、船内の食事台くらいは浮く。自転車の分は割引は難しいので当日現地で支払予定。ちなみに鹿児島市内から桜島までのフェリーは頻繁に出ているようだが、そのチケットもローソンとかファミマの端末で買うとちょっとお得。
鹿児島市内にも路面電車が走っている、市内をぶらぶらしてだらだら、いよいよ沖縄も目の前。
2005/08/18
走行距離30km
積算距離12691km
鹿児島県姶良町→国道10号→鹿児島県鹿児島市
2005年08月18日
鹿児島県へ
熊本県から宮崎県へ入ったが、宮崎県も少しの運命、すぐに鹿児島県へ突入した。ついに本州南端の県へ...
鹿児島県はなんか鹿児島の感じがする。植生が違うような、小高い山が多いような。方言もかなりある感じだが、イントネーションは沖縄に近いかも、沖縄に近いというかズームイン朝で沖縄担当のヒゲの人のようなしゃべりかも。ちょっと間違うとマギー四郎、最後から二・三番目のイントネーションが上がる感じか?
桜島が目の前にあると思うが、暗い時間に着いたので見えず。夕飯のカレーに入れる具で喧嘩、今持ち歩いている野菜だけで野菜カレーを作ればいいんじゃない派の私に対し、タンパク質は疲れを取るから絶対必要とか主張する相方、結局、開いているスーパーを探しに街中を10キロも走り疲れた。疲れを取るはずの肉を買いに走り余計疲れた。
2008/08/17
走行距離61km
積算距離12661km
宮崎県えびの市→国道268号→鹿児島県涌水町→県道55号→鹿児島県加治木町→国道10号→鹿児島県姶良町