2004年06月15日

夜の海辺

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地図を見ると、この山の向こうに北上川の河口があるらしい。北上川は故郷の盛岡を流れていた全長243kmの東北最大の川だ。水源は岩手県北部の西岳らしい。その河口に行ってみた。山越えが以外にキツくてけっこうな峠だった。登り始めてすぐに前輪がパンク。タイヤに穴が開いていてチューブがちょっと出てしまう感じだったので、タイヤ側にもゴムを埋め込んでパッチを貼ってみる。

北上川の河口は広くて、海から波が寄せている。例えば盛岡からおもちゃの黄色いアヒルを流したら、何日くらいでここまで流れ着くのかな?

三陸の海岸はリアス式海岸だ。複雑に入り組んだ入り江がフラクタル図形のようにつながっている。しかも道路はトンネルではなく、その地形を乗り越えるようにつながっているので、とにかく坂の連続だ。距離にすると500mくらい登っては500m下る。上る高度は40mくらいかな。登っている時は暑くて汗が吹き出るけど、下りでは汗が冷える。今日だけで20個は坂を越えたかな。あとどれくらい続くんだろう。

道の駅大谷海岸に寝ようと思うので、頑張って走る。すると今度は後輪がパンク。ガラス片が入ってしまっていたのか、チューブの数カ所に傷が付いている。すごく小さなガラス片を取り除いて数カ所にパッチを貼って修理。今日だけでパッチの在庫が残り少なくなってしまった...道の駅大谷海岸は道の駅としては使えない(失礼)道の駅で、駐車場も狭いし、建物は道の駅とJRの駅とに兼用されているし、雨を防げる軒下も無い。すぐ目の前の線路を越えると大谷海岸で海水浴場になっている。そこにテントを張って寝ることにする。今日は星がきれいだ。灯台の光もきれいだ。波の音もきれいだ。

道の駅津山→県道64号→北上川河口→国道398号→国道45号道の駅大谷海岸
走行距離77km
積算距離5484km



北上川河口

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故郷の山のひとしずく
低い方へと身をまかせ
流れ流れたその先に
まだ見ぬ世界の大海原

潮に乗って沖へ
波に押され陸へ
岩に打たれ砕け
日が照って空へ

また一滴としてから回る。



一ノ蔵無監査

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このあたりの地酒は一ノ蔵かな。たまには紙パック酒ではないのも飲んでみる。やっぱり紙パックとは味も違うなー。うまいなー。

今日は道程上、ちょうどいい所にあった道の駅津山に寝ることにする。この地方は林業がさかんなのか、ここ道の駅津山のテーマはもくもくランドと言うらしく、建物は木の風合いを十分に生かした物となっている。場所として交通の要ではないのか、道の駅にいつもいるトラックの人達もいないし、一般車も少ない。近くの部落に買い出しに行ったけど、そこもひっそりとしていて人の気配が少ない。コンビニはAM6〜PM11の営業だ。水場の多い地域なので、どこ行っても小さい虫がたくさん飛んでいる。自転車で走っていると、鼻に口に耳に、容赦なく飛び込んで来る。何となく取り残された地域という感じがする。

仙台市内→国道45号→松島→奥松島→国道45号→道の駅津山
走行距離105km
積算距離5406km



2004年06月14日

北上川沿線

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北上川沿いを走る。東北有数の大きな川だ。この川に沿って遡って走れば、盛岡も通過するから実家帰る事もできる。

始まりは一滴の湧き水なのだろうか。どれくらいの年月が経てば、一滴の湧き水から、これほどまでに山を削り広くゆったりと流れる川ができるのだろうか。

夕方の逆光気味で走ると、とてもきれいだ。夕日も山々に沈んでいく。



奥松島

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奥松島なら遊覧船に乗らなくても松島を堪能できる。道路からよく島々が見えるし、ちょっと山の中の遊歩道を登れば反対側の海岸に出ることもできる。このシーズンの平日だからか、観光客はほとんどいない。道路もいいからサイクリングにもオススメ。



奥松島大高森展望台

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松島湾は観光バスと派手な遊覧船でいっぱいだ。観光地としてにぎわっている。逆に奥松島の方は観光バスもいない。人がいない。風景がきれい。道路がいい。サイクリングに最適だ。

奥松島は大高森展望台。20分くらい山を歩いて登ったとこにある。松島の島々や蔵王連峰、舟形連峰、栗駒山などが一望できる。

松島湾には二百六十余島の島々があるらしい。見る場所によっての景色の見え方を松島四大観と言っているようで、ここ大高森は壮観、富山は麗観、多聞山は偉観、扇谷からは幽観というらしい。



2004年06月13日

日曜夜は早く

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今日も仙台市内中心部を歩き回った。日本三大ブスの町は仙台、名古屋とあとはどこだっけ?確かに、秋田美人を「あきたこまち」の炊き立ての白米と例えるならば、仙台は「麦飯」みたいな感じかも。麦の配合率も若干多めかな。

仙台の日曜日の夜はどこも店が早く閉まる。昼間の喧噪はどこへ行ったのか、夜10時を過ぎれば人影はまばらになり、アーケードにはギターの音色と歌声だけが響く。

寝床に行くと今日も先客がいた。どうもその人の定位置みたい。ちょっと離れた所で横になる。今日の夜空は雲が無く星がきれいだ。

翌朝、隣に寝ていた人と話をした。ここは結構長いようで、まあいわゆるホームレスなのだけど、荷物とかもすごくまとまっていて小さいし、荷物を持っていない分、心身ともに身軽で自由そうだ。ホームレスでもすごく大きな荷物を持ってリヤカーを引いている人もいれば、何も持っていない人もいる。このおとうさんと話してると、年齢は既に75歳を越えていて「その日暮らしで明日はどうなっているか」と言っているけど体は丈夫そうだ。酒に浸っている感じも無いし、僕が起きた時には既に起きていて朝の日課であろう体操をしているようだった。明日生きるために努力している感がある。町中にいるホームレスは昼間から酒をあおってる人もいるけど、それとは対照的に見える。千葉で仕事をしていた事があるらしく、「千葉はいいところだね。雪降らないようなあたたかい所に行きたいな」と話してるけど、「もう年だし行けないかな」、「若いってのはうらやましいよ」としみじみ仰る。真摯と拝聴する。

隣の陸上競技場では昨日から中体連か何かの競技会をやっている。各校では選手が朝早くから集まってまずはジョギングでウォーミングアップする。かけ声は「いつ・ぬー・さん・すー・ごー・ろく・すつ・はつ」

走行距離7km
積算距離5301km



せんだいメディアテーク

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せんだいメディアテーク。図書館+ギャラリー+アートショップ+会議室等の複合施設で、現代建築なガラス張り建物がでーんと建っている。図書館で雑誌を座り読み。いろんなジャンルの最新雑誌が置いてある。アート雑誌から月刊厚生労働、商店建築、介護から本の雑誌まで様々。船の旅専門誌今月の特集は「定期路線フェリーで行く日本一周」だ。太平洋側、日本海側を定期的に走っているフェリーに乗って、沖縄から北海道までぐるっと一周する。ずっと船に乗っているだけで乗り継ぎが良ければ、5泊6日くらいで出来るそうだ。

本などアナログな情報は、どうしても都市に集まってくる。だからこういう図書館みたいなアーカイブセンターが必要だ。逆にデジタルな情報は拡散する。何処までもどこまでも、ネットワークを媒体にして、果てしないコピーを繰り返され広がっていく。



味 太助

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旨味太助と通りを挟んでちょうど反対側に「味太助」という店もある。「太助」のロゴも同じような感じだ。外見はただ店名に「旨」が付いているかいないかの違いに見える。こちらが元祖のような気がする。カンだけど。さっき牛タン食べたけど入ってみる。

こちらの「味太助」は家庭的な雰囲気だ。一歩足を踏み入れた感じで分かる。肉を焼いているのは角刈りの目のきつい兄ちゃんではなく、ハゲてる優しそうなオヤジだ。接客は訛っているおばあちゃんと若い子、雰囲気が対照的に違う。肉は今まで食べたのとは違い、ちょっと硬めな気がする。これがオーストラリア産か。そのかわり、今までの店ではあまり見なかった、肉にスジ切りをしたような切れ目が大胆に入っている。下味はしっかりついていてうまい。スープも牛テールらしい味。やはり多分、ここが元祖なのだと思う。今までと変わらずにアメリカ産の牛タンで食べたかったな。

旨味〜と味〜の関係は良く分からないけど、何かしら関係はあるのだろう。店内で使う言葉も同じだ。カウンターは「はな(鼻?)」、牛タン定食は「食事」と呼び、お茶はどちらも粉茶を出す。でも何か仲は悪いような感じはするけどね。

というわけで、牛タンを外さずに食べるならば利久、元祖は味太助、冒険は旨味太助かな。
歩いてると「太助(たすけ)」ではなく、「きすけ」という店もあったりしてややこしい。



旨味 太助

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仙台の牛タンは「太助(たすけ)」というところが元祖だそうだ。旨味太助という店があったので入ってみる。入るといきなり兄ちゃんが「いらっしゃいませ。定食でいいですか?」と聞いてくる。まあ牛タン定食でいいのだが、メニューを見る暇もなくカウンターに座らされる。すぐに麦飯と牛骨のスープがでてくる。僕が座らないうちから肉は焼きだしているので、肉もすぐに出てくる。味は塩コショウは最低限という感じで肉々しい味がする。炭火のコゲの味もある。肉に牛タンの臭さが残っている。逆にスープはそれほどテールっぽくなく、鶏ガラみたいな味がする。ネギが多い。

店は何だか落ち着かない。兄ちゃんにずっと見張られてる感じがするし、肉は角刈りのこれもちょっと目のきついような感じの人が焼いている。他と比べるならば、利久が「うまみ」を十分に引き出した女性的な味でチェーン店ならば、こちらの旨味太助は男性的な味で屋台から出てきたような感じだ。



ダルビッシュ

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昨日は球場の軒下で寝た。昼間に偵察して目を付けていた所は夜中に行ってみたら先客がいたので別の場所にする。朝、なんかうるさいなーと思って起きたら、寝てる隣にプチ行列が出来ている。みんなこっちを変な目で見ている。何か非常に恥ずかしい。いそいそと退散して荷物をまとめる。よく見ると今日はこの球場で試合があるらしい。東北高校創立110周年記念招待試合とかで午前は茨城の常総学院と、午後は青森の光星学院と試合するらしい。その入場整理券をもらうために並んでいるみたい。並ばなくても大丈夫、入れると思うけど、好きな人は好きなんだろう。でも、まだ朝の6時半だよ。試合開始は10時からだし...

入場無料のようなので、試合を観戦。マウンドにいる背番号1番はあのダルビッシュ。身長194cmの体はチームでも相手と並んでも、一人だけ抜けている。超高校級。でもさっきホームラン打たれてたけどね。



鬼ころし

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鬼ころし六甲の名水仕込み赤。鬼ころし清洲城信長生貯蔵酒。鬼ころしはほんとにいろんな種類あるなー。しかも味の違いがわからない。



歩く歩く足

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昨日は仙台市内中心部を歩き回った。昼から夜中まで。仙台には大きくて長い屋根付きアーケードが東西に伸びている。たとえ雨が降っても濡れることなくショッピングできて、その店の数は一日では回れないくらいある。そのアーケードのまわりには、アーケードの発祥になったような「横町」がある。いろは横町は今は下北沢の裏通りのようなこじんまりとしたファッションや雑貨、アートなどのセレクトショップに置き変わっているようだ。

国分町は夜の街だ。歩いてると呼び込みがうるさい。夜10時を過ぎれば、通りはタクシーで埋め尽くされる。そこには連鎖横町があり、立ち飲み屋や一杯飲み屋が並んでいる。

仙台には地下鉄とJRがあるけど、終電ではなく、終バスを気にしてるようだ。電気が消えた後のアーケードはギターで歌う若者が多い。歩いてみると20人くらいはいる。大きな声で歌う人、タンバリンで仲間とワイワイしてる人、しっとり歌う人、さまざまだ。夜の2時を過ぎるとさすがに人は少なくなる。

昨日は球場の軒下にごろ寝。歩きすぎて足が棒のようだ。

走行距離6km
積算距離5294km



2004年06月12日

牛タン利久

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牛タン定食@利久。さすがに牛タンの厚みはある。麦飯は麦の割合が少なくて物足りず。牛骨スープはうまい。牛タン臭さみたいな感じが無く上品な味。たぶん、絶妙な塩胡椒タレ加減みたいなのがあって、その味付けがうまいんだろう。ところで、なぜ仙台は牛タンが名物なの?



2004年06月11日

仙台駅前

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仙台に着いた。半袖短パンで走っていたけど、この汚い格好で街を歩くのは気が引ける。トイレにて街歩き用に持ってきた服に着替えて変身完了。仙台の街に違和感無くとけ込む。普通の人と違うのはちょっと日焼けしてる事くらい。あと足下がSPDサンダルのまま。

今日はS氏宅に泊めてもらう事に。夜は雨が強くなってきた。感謝。

道の駅そうま→仙台市内
走行距離87km
積算距離5287km



麦が黄金色

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このあたりは麦が植えられてあった。黄金色に輝いて美しい。今の時期は稲は田植えが終わったあたりだね。



松林の道

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海岸沿いには松が植えられてることが多い。松林の中を走る。車はほとんど通らない。なのに、それとも、だから、道路脇はゴミだらけ。



宮城県突入

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宮城県に入りました。国道6号ではなく町道を選んで走っているので、あっち行ったりこっち行ったり、行き止まりだったり、なかなか前に進めなかったり。